インド向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:高速鉄道駅周辺のまちづくりを支援

【SDGsロゴ】1住み続けられるまちづくりを

2022年10月13日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月12日、デリーにて、インド政府との間で、技術協力プロジェクト「ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道駅周辺開発支援プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、円借款を通じて支援するマハラシュトラ州の最大都市ムンバイとグジャラート州のアーメダバードを繋ぐ「ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道建設事業」の駅周辺開発の計画策定支援することで、駅周辺開発計画の策定能力の向上を図り、高速鉄道駅周辺の連結性強化及び乗客の利便性の向上と広範な経済発展を目指し、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール11(住み続けられるまちづくりを)に貢献します。

「ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道建設事業」は、高頻度の大量旅客輸送システムを構築することにより、旅客の交通利便性を向上し、交通公害の減少、地域連結性の強化および対象地域の経済発展に寄与することを目的とするものです。高速鉄道を利用する乗客がより便利に高速鉄道を利用できるようになるためには、駅へのアクセスや公共交通への乗り換えの利便性の向上、駅から商業施設へのアクセスなど高速鉄道駅を中心としたまちづくりを行っていく必要があります。そのため、モデル駅に指定された4駅周辺開発計画の策定を支援し、高速鉄道駅周辺開発のハンドブックブックなどを策定することにより駅周辺開発計画の策定能力の向上を図ります。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 インド
案件名 ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道駅周辺開発支援プロジェクト
実施予定期間 48ヵ月
実施機関 住宅都市省、鉄道省、インド高速鉄道公社、マハラシュトラ州、グジャラート州
対象地域 マハラシュトラ州、グジャラート州、ダドラ・ナガールハベリ連邦直轄領
具体的事業内容(予定) マハラシュトラ州ムンバイとグジャラート州アーメダバード間に建設される高速鉄道駅周辺において、モデル駅と位置付けられる駅の周辺開発計画や駅周辺開発ハンドブックを策定することにより、インド側のカウンターパートの駅周辺開発計画の策定能力の向上を図る。