赤十字国際委員会(ICRC)と協力覚書を締結、スポリアリッチICRC総裁と会談を実施

#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2023.06.15

国際協力機構(JICA)は、6月9日、赤十字国際委員会(ICRC: International Committee of the Red Cross)と協力覚書を締結しました。署名はオンラインにて、JICAの田中明彦理事長とICRCのミリアナ・スポリアリッチ総裁との間で行われました。また、14日には、山田順一JICA副理事長がスポリアリッチ総裁とJICA本部で会談しました。

2022年2月のロシアによるウクライナ侵略開始以降、JICAは国際社会とともにウクライナ及びウクライナ周辺国への様々な支援を実施しています。その分野は緊急支援だけでなく、その後の持続的復興に向けた協力を含みます。ICRCは紛争影響国等で、現地に人員を配置し、各国にある赤十字社および赤新月社とのネットワークを駆使しながら、人々の尊厳と生活を守るために支援、保護、予防の活動を実施しています。

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田中JICA理事長とスポリアリッチICRC総裁によるオンライン署名式の様子

今回締結した連携協定では、ウクライナをはじめとする紛争影響国において、JICAの長年の信頼と専門性およびICRCの現場での機動力を活かし、緊急支援から復興までの切れ目ない協力を双方で計画・実施することを合意しました。今回の連携協定をもとに、今後、紛争影響国においてロジスティックス分野における協力などを検討しており、真にニーズがある地域へ資機材を迅速かつ確実に輸送できる体制を築いていく予定です。

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山田JICA副理事長とスポリアリッチICRC総裁との会談の様子

会談で山田副理事長は、一貫して世界の紛争地で人道支援を行ってきたICRCの活動に敬意を示しました。スポリアリッチ総裁は、今後世界各国の支援が必要な地域におけるJICAとの連携に意欲を示しました。両者は紛争問題が各地で勃発するなか、人道と開発と平和の連携(ネクサス)の重要性について改めて確認し、更なる連携を強化していくことを確認しました。

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